萬斎さん観賞と日本画修得の日々

能楽や展覧会の観賞の感想を書いています

「狂言三代 特別公演 《ソーシャル・ディスタンス版》野村万作萬斎 狂言の現在 2020」を観る

7月9日、関内ホールへ。
4ヶ月ぶりのリアル萬斎さん!

解説に登場されたお姿は、お変わりなく涼やかです~
黒紋付(少し透け感があったので絽でしょうか?)に、白橡色の袴、シルバー&ブラックの市松の角帯。

まずは自粛期間中のお話から。
萬斎さんは、「妄想やら哲学に耽って」おられたそうです。

そして、動画配信を始められたこと等のご報告につづき、太一郎くんの「白雪姫」のお話に。

7/20(7/21って仰ってたかも。うろ覚えです)から、吉本自宅劇場にて配信される、とのこと。

今月号の能楽タイムズにも「白雪姫」の記事が出ていまして、その記事によると、6/18に観世能楽堂で収録されたのだそうです。

能楽タイムズには、上演中のお写真も。

太一郎くん(面をつけてる。記事によると女王/魔女の役)、
大槻裕一くん(こちらも面つき。鏡の精だそうです)、
裕基くん(太郎冠者ですって。うん、見るからに太郎冠者なコーデ。)が写っていました。

動画がらみのご紹介が一段落したところで、
「懐かしくて、ついたくさんおしゃべりしてしまいました」ですって。

萬斎さんも懐かしいって思ってくださってたのぉ?
私たちは、もちろん懐かしいにも程があるってくらいの懐かしさですけど、その思いは一方通行じゃなかったのねー

「水掛聟」の解説の中では、客席への問いかけフェニントが。
客席に問いかけ、こういうマイクを客席に向けると見せかけて、サッと引っ込める、と。

くうぅぅぅ なんて可愛らしいんでしょ!!!

25分もお話くださいました。


「水掛聟」
舅が石田幸雄さん、聟が深田さん、その妻が内藤くん、後見が中村くん。

中村くんの前髪が、かなり短くなってる。

本日の浸透ワードは「水がなんなんとある」でした。

解説で萬斎さんが何度か口にされたためか、上演中にそのワードが出てくるたびに、ほわー 豊かな言い回し~・・・と響きを楽しみました。


「靭猿」
大名が萬斎さん、猿曳が万作さん、太郎冠者が裕基くん、子猿がなつ葉ちゃん。

後見が深田さん&太一郎くん、地謡が高野さん&中村くん&飯田くん&石田淡朗くん。

橋掛かりから大名さまの麗しい横顔が現れると、自分でもびっくりするくらいドキッとなりました。

さっき解説でお姿を目にしてたはずなのに、役をまとった萬斎さんは、やはり別格なのでした。

裕基くんが直毛になってた。ちびまる子ちゃん風なザクザク前髪。
整ってるお顔だちだと、どんなヘアスタイルも似合いますねー

なつ葉ちゃんは、背がグンと伸びていました。
あの赤いベスト(?)が小さく見えたもの。

しかし愛らしさは健在。
大名さまと向き合いながら踊るところとか、もう悶絶級。

そして万作さんのお姿の、なんと端正なこと。
猿曳のお役なのでカジュルな装束のはずなんだけど。

潤いました。
明日からの活力をいただきました。

開催までにたくさんの障害があったことと思いますが、開催くださったことに心から感謝いたします。