1月13日、宝生能楽堂へ。
本日は、長山凜三くんの千歳の披き!ということで、ドキドキしならこの日を迎えました。
「翁」
翁は観世銕之丞センセ、三番叟は小笠原匡さん、千歳が凜三くん、面箱持は小笠原弘晃さん。
笛は松田弘之さん、小鼓頭取は曽和正博さん、脇鼓は住駒匡彦さん&曽和伊喜夫さん、大鼓は原岡一之さん。
凜三くんは、鶴亀が配された松皮菱の直垂に、クチナシ色&朱色&グリーンの鱗模様の厚板、蜜柑色の襟。
凜三くんが、手にされていたご自身の袂の端をファサッと放されると、清めの水がサッと柄杓から流されたかのよう。
能舞台の床に流れた落ちた水は、そのままツツーッと舞台上に拡がっていき、舞台の床が白く清浄に発光します。
千歳は露払いのお役を務める、とは、こ―いうことだったのか!
これまでも文字としては、露払いの知識は持っていましたが、ゾクゾクッとくる実感をもって理解いたしました!!
「羽衣 彩色之伝」
シテが野村四郎さん、ワキが森常好さん、ワキツレが則久英志さん&梅村昌功さん。
笛が一噌庸二さん、小鼓が観世新九郎さん、大鼓が亀井忠雄さん、太鼓が三島元太郎さん。
舞絹をつけた姿がとてもきれい。
肩から袖へかけての布の落ち感も、手元のとこでクシュッと寄ったシワも。
ちょっと近寄りがたいような、臈たけた天女さまでした。