萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「このあたり乃会」を観る

8月17日、矢来能楽堂へ。
暑い日は、駅チカの能楽堂が、ことのほか有難い。

「棒縛」
岡さんが楽しそうで、こっちも嬉しくなってしまう。
縛られても「それでも酒が飲みたいな」って笑ってるトコとか、滲み出る愛嬌があります。

8月アタマに合宿があり、岡さんは、その時が初縛り(←岡さんのお言葉)だったそうで。

お稽古の期間って、そんなに短いもんなんだ。
いままで十分に観てるから出来るでしょ、ということか。

酒宴のシーンでの発見。
飯田くんの謡がとってもきれい。
いつも地謡なさるときも、それくらい主張して歌っちゃって欲しいです。

それと、淡朗さんがなさった主の相槌が、お父様に酷似しててびっくり。!

「朝比奈」
「あさひな」じゃなくて、「あさいな」である、ということを今更ながら知りました。

押し寿司の件のとこ、中村くんと内藤くんとの掛け合いが楽しい!
息がぴったりです。

座談会の仕切りは、昨年と同様に今回も飯田くん。
とにかく落ち着き払ってるの。

岡さんは、うん、任せた、って風で、一観客かのように安心しきって聴いてる。
岡さんのキャラ、好きだー

座談会での、中村くんの言葉。
「このまえ萬斎先生が朝比奈をなさったとき、閻魔の深田さんは汗びっちょびちょなのに、萬斎先生は汗ひとつかかない。汗ひとつかかずに閻魔をやっつけられるくらい、朝比奈は、つよい。」

これ、ちょっと論点がずれてる気がしないでもないけど、言いたいことは、ワカル。
説得力がないような、あるような。

皆さまの仲の良さがしみじみ感じられ、とても楽しい会でした。
次回は値上がりしちゃうかも、と中村くんが仰ってたけど、正面なら3倍、脇正面なら2倍くらいにしてもOKじゃないでしょうか。