2024-01-01から1年間の記事一覧
5月18日、 代々木能舞台へ、「代々木果迢会 夜公演」を観に行ってきました。-能楽堂の「脇正面」エリアが中庭になっていて、そこは完全に屋外。中庭&本舞台に向き合うように、見所が設えられています。中庭に面した壁は無いので、見所は屋根ありの半屋外とい…
5月17日、国立能楽堂へ「国立能楽堂 五月 定例公演」を観に行ってきました。-「鱸庖丁(すずきぼうちょう)」伯父が万作さん、甥が裕基くん。後見が飯田くん、幕が岡さん。-裕基くんは、テールグリーン地にサヤエンドウの肩衣。すっきり涼やかなお姿〜-伯父…
5月19日、吉祥寺の「ブックマンション」のお店番に入ります。-いもづる文庫の棚では、先月に引き続き、源氏物語に関連したお能の本を中心に並べております。-また、奥の特設コーナーでは、前回のお店番の時と同様に源氏物語フェアをやりたいと思います。ライ…
5月12日、国立能楽堂へ、「第21回 一樹会」を観に行ってきました。-舞囃子「橋弁慶」弁慶が青木一郎さん、牛若丸は、お孫さんの青木響平くん。後見は、響平くんパパの健一さん。笛は栗林祐輔さん、小鼓は長尾樹さん、大鼓は佃良太郎さん。-弁慶と牛若丸が刃…
5月5日、国立能楽堂へ「第26回 明之會」を観に行ってきました。-最初に加藤眞悟さんのご挨拶。この曲の後シテに使う面は、観世流では、痩女、泥眼、増女のいずれもOKとしているそうで、つまり色々な解釈が許されているんです、とのお言葉が印象的でした。-解…
先日、鎌倉能舞台へ行ったついでに、以前から気になっていた鏑木清方記念美術館へ伺いました。-現在は、「清方えがく、華やぐ舞台~芝居絵を中心に~」という特別展が開催中でした。-丹念に描かれた日本画もよいけど、ラフスケッチの一部に水彩っぽい彩色が…
5月3日、鎌倉能舞台へ、「能を知る会 鎌倉公演 朝の部」を観に行ってきました。-解説「源氏物語と能」中森貫太さん。-腰帯の解説が面白かったです。白地に黒い紋は生きている人、地紋がある場合は幽霊なんです、だから今回の後シテは地紋アリになります、と…
4月27日、宝生能楽堂へ、「響の会 第六十四回公演」を観に行ってきました。-「大原御幸」建礼門院が西村高夫さん、後白河法皇が清水寛二さん、阿波の内侍が北浪貴裕さん、大納言の局が青木健一さん、万里小路中納言が宝生欣哉さん、臣下が則久英志さん、輿舁…
4月18日、観世能楽堂へ、「第106回 野村狂言座」を観に行ってきました。-最初に、萬斎さんによる解説。朝比奈の解説では、「ウチの親父が、まさか朝比奈をやりたい、と言うとは思いませんでした。裕基とやりたい、と言うので配役をさせていただきました。」…
3月31日、国立能楽堂へ、「狂言ござる乃座 69th」を観に行ってきました。「八幡前」聟(の志望者)が太一郎くん、舅が石田さん、太郎冠者が飯田くん、教え手が内藤くん、後見が金澤桂舟くん。一芸に秀でてたら娘の聟にしよう、だなんて、ザックリし過ぎのよう…
3月20日、吉祥寺の「ブックマンション」のお店番に入ります。 - この日は、近くのブックターミナルで「登山 草花 生き物 本市」が開催されるようです(←この本市は3/30に変更になったそうです。が、ブックマンションの特性コーナーのテーマは変更なしの予定で…
富士美術館で開催中の、源氏物語にちなんだ展覧会・"源氏物語 THE TALE OF GENJI ─「源氏文化」の拡がり 絵画、工芸から現代アートまで─"に行ってきました。-松岡映丘の作品が素敵でした!今回の展覧会のポスターにもなっている大きな屏風絵も素敵でしたが、…
3月15日、「国立能楽堂 定例公演」を観に行ってきました。-「長刀応答(なぎなたあしらい)」太郎冠者が深田さん、主が萬斎さん、一人目の客が高野さん、二人目の客が月崎さん、立衆が太一郎くん&内藤くん&中村くん、後見が飯田くん。-萬斎さんは、茄子紺色の…
3月14日、観世能楽堂へ、「能を知る会 東京公演」を観に行って来ました。-講演「盛者必衰 会者定離」葛西聖司さん。大原御幸の登場人物の相互関係を丁寧に説明してくださり、大半の登場人物に固有名詞がついている事にナットクです。-「清水座頭」座頭が萬斎…
3月13日、国立能楽堂へ、「東京能楽囃子科協議会定式能(三月公演)」を観に行ってきました。-狂言「蝉」蝉の霊が萬斎さん、旅僧が高野さん、所の者が金澤桂舟くん、地謡が、裕基くん&中村くん&内藤くん&飯田くん。後見が深田さん、前半の幕が岡さん、後半の幕…
3月9日、観世能楽堂へ「第九回 三人の会」を観に行ってきました。-「野宮」里女&六条御息所が谷本健吾さん、旅僧が宝生欣哉さん、里人が野村太一郎くん、笛が 松田弘之さん、小鼓が観世新九郎さん、大鼓が広忠さん。練色の袴。-シテの面が美しかった!特に斜…
2月3日、国立能楽堂開場40周年記念の「収蔵資料名品展」のギャラリートーク(2回目)を聴講してきました。-雪持椿の厚板の由来が面白かったです。雪持椿は、宝生流の道成寺の決まり柄で、元々は宝生流の物だったのが、流儀存続にかかわる資金難の際に、宝生九…
3月3日、国立能楽堂へ「第106回 粟谷能の会」を観に行ってきました。-「蝉丸」逆髪が粟谷明生さん、蝉丸が観世銕之丞さん。清貫が宝生欣哉さん。輿舁が則久英志さん&宝生朝哉くん。博雅が内藤連くん。笛が松田弘之さん、小鼓が鵜澤洋太郎さん、大鼓が広忠さ…
3月2日、観世能楽堂へ、「大槻文蔵裕一の会 東京公演」を観に行ってきました。-復曲能「碁」尼&空蝉の霊が文蔵さま、軒端ノ萩の霊が大槻裕一くん、旅僧が宝生欣哉さん、所ノ者が野村太一郎くん、笛が松田弘之さん、小鼓が観世新九郎さん、大鼓が広忠さん。利…
2月29日、国立能楽堂へ、「二月定例公演」を観に行ってきました。-「内沙汰」右近が石田さん、妻が萬斎さん、後見が月崎さん。-萬斎さんの縫箔は、紗綾形地紋の白練色地で、様々な花が刺繍された雪輪文が配されています。-萬斎さんがなさったのは、男装して…
2月17日、宝生能楽堂へ、「二月 宝生会定期公演(午前の部)」を観に行ってきました。 -「西王母」西王母が今井基さん、侍女(子方ちゃん)が宗形龍之介くん、帝王が舘田善博さん、大臣が則久英志さん&野口能弘さん、官人が野村太一郎くん、笛が槻宅聡さん、小鼓…
2月12日、観世能楽堂へ、「十七世観世流太鼓宗家 観世元伯師御追贈記念 第一回観世流太鼓職分会」を観に行ってきました。-気迫と気品の「道成寺」でした!-シテが観世宗家。ワキが宝生常三さん、ワキツレが舘田善博さん&梅村昌功さん。-オモアイが萬斎さん、…
お能を愛するみなさま、お願いがございます。 お能のお道具の事で、お教えいただきたい事があります。 -一昨日2/6の朝日新聞で、川端玉章が描いた「能尽くし」の絵が紹介されました。実はこの絵、先日行った三鷹市美術ギャラリーで観て以来、ずっと気になっ…
2月8日、吉祥寺の「ブックマンション」のお店番に入ります。 そのタイミングで、源氏物語フェアをやります。 (いもづる文庫の棚だけでなく、特設コーナーにも進出して、関連本を並べます。)-ラインナップの中から、1冊をご紹介します。-●「千年の黙 異本源氏…
田辺聖子さんが書かれた源氏物語のパロディ「新・私本源氏 春のめざめは紫の巻」を読みました。-なんて面白い!8巻から成り、各巻ごとに一人の女性にスポットを当てているのですが、それぞれに個性的で。特に玉鬘と空蝉が魅力的でした。-玉鬘の巻のタイトル…
昭和女子大学の光葉博物館へ、「新春展 源氏物語と江戸の教養」なる展示を観に行ってきました。-大学の構内は、梅がほころびかけていて、展示を観るまえから、すっかりなごやかモードに。-そして、展示ですが、「源氏物語絵貼交屏風」という屏風が見応えあり…
1月27日、観世能楽堂へ、「松木千冬三十三回忌追善 第36回 檀(まゆみ)の会」を観に行ってきました。-解説は葛西聖司さん。今回の屋島で使う面は、朝倉尉&白平太とのこと。-能「屋島 弓流 奈須与市語」漁翁&義経が松木千俊さん、漁夫が武田文志さん。-旅僧が…
初台のNTTインターコミュニケーション・センター(以下、ICC)で、萬斎さんのレア映像が観れると知り、先日の日曜に行ってきました。 -その映像とは、10年ほど前に山口県で行われた「野村萬斎+坂本龍一+高谷史郎《LIFE - WELL》 2013年」。-当時、私は現地で…
1月13日、横須賀芸術劇場へ、「新春よこすか能 観世喜正プロデュース 蝋燭能 住吉詣」を観に行ってきました。 -5年ほど前に伺った時は、えらく遠く感じましたが、今回はけっこう近かった印象です。-最初に観世喜正さんによる解説。丁寧に解説くださり、源氏…
1月11日、銀座能楽堂へ「第105回 野村狂言座」を観に行ってきました。-冒頭の解説は萬斎さん。その際に萬斎さんから、能登半島地震への募金の呼び掛けがありました。-終演後にロビーでシーツ募金やります、と。そして、定番の「できれば紙の方を」とのリクエ…