萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「波吉信和 三十三回忌追善 藤雅会」を観る

10月31日、宝生能楽堂で開催された藤井雅之さんのお社中会へ。

裕基くんがお能のアイを、
萬斎さんが小舞をなさると知って、
これは拝見しなくては!と。

能「紅葉狩」。
アイ(上臈たちのお供の女)が裕基くん。
ワキ(平維盛)が福王和幸さん、
ワキヅレが村瀬慧さん&村瀬提さん&矢野昌平さん。

大鼓が大倉正之助さん、
小鼓が船戸昭弘さん、
太鼓が金春惣右衛門さん。
笛は女性の方(番組表では一噌隆之さんだったけど)。

後見は5人で、主後見が宝生和英さん。
地謡も5人で、透明のシールドマスク。

前シテ&ツレお三方(上臈たち)と、後シテは、お素人さんと思われます。

裕基くんは、瑠璃紺色の地に紅葉を散らした縫箔、橙色の襟と帯。
ビ・ジ・ン~

曰くありげな妖気をまとって、福王和幸さんをユーワクしちゃいます。

いえ、ホントのところは、ユーワクするのは、上臈たちなんだけど。

でも、福王和幸さんの訪れを受けて、美女たちの中から応対に出ていくのが裕基くんなので、
美女たちの印象を決めるのは裕基くんではないかと。

お供の女子でさえ、こんなに美人なんだから、その女主の美しさもハイレベルに決まってるよね?
と、思わせる説得力バツグンです。

後場では、福王和幸さんが太刀を抜いての立ち回り。
颯爽としてダイナミックで、かっこよかた!

ところで、裕基くんが出てらした時、アチコチでカメラのシャッター音が。

福王和幸さんのご登場の時は、更に派手なシャッター音の嵐。

シャッター音のタイミング的に、お素人さんを撮っていると思われる時もあったけど、
裕基くんと福王和幸さんは、
明らかに狙いうちされてる。

目に余る撮影っぷりのためか、
さすがに
「紅葉狩」のあとに注意喚起のアナウンス。
「許可のない方は撮影をお控えください。スマホの電源はお切りください。」と。

アナウンスの後は、お玄人の方々
オンリーの番組編成だったので、ここらで注意せねば、ということだったのかも。

番外琵琶語り、
番外仕舞2番と続いた後に、
萬斎さんの番外小舞「通円」。

地謡は髙野さんを地頭に、裕基くん&淡朗くん。
後見は飯田くん。
飯田くんだけ普通の白いマスク。

萬斎さんは、淡い抹茶色の紋付きに、瓶覗色の紋付裃、ブルーグレーの襟。

紋付裃のワンカラーコーデって見たことなかったけど、アリですねー

地謡&後見は、黒紋付に、浅葱鼠色の紋付裃。

まず萬斎さんが出てこられ、続いて地謡メンバがスタンバイ。
小道具(柄杓&茶碗&茶せん)は、裕基くんが携帯され、まずご自分の傍らに仮置き。

が、その直後にご自分の身体が触れて、ガシャっと音を鳴らしてしまわれ。

が、そのあとの裕基くんは、端然とそれらをお父様の前に乱れなく整え置かれました。

大丈夫、ダイジョーブ、萬斎さんは穏やかなお顔でしたよぉ。

萬斎さんが柄杓やお茶碗を扱われると、ただでさえ美しい手がいっそう際立ちます。
腕を指し伸ばされた時なんて、手首の内側の筋が!
もぉキレイなの、なんの。

そして何より、「通円」だけど小舞なので、直面っていうのが嬉しい~

さきほどのアナウンスが効いて、
萬斎さんの時は、一度もシャッター音は鳴らずに済みました。

通円が終わったのが18:55ごろ。

ラジオ「職業、野村萬斎」では、「いま車のなか」って仰ってたので、宝生能楽堂から帰路につかれた道中だったのでしょうか。

「第23回 長島茂の会」を観る

10月24日、喜多六平太記念能楽堂へ。

最初に、金子直樹先生による解説。
ツレの人丸(景清の娘)の従者の配役に関する話が面白かったです。

今回は喜多流なのでワキツレがなさるけど、ある大きな流派(観世流派とは口にされず。)は、トモ(つまりシテ方)がなさるのだとか。

というのは、ツレと従者が一緒に
謡うところがあるので、同じ流派どうしでないと、合わせるのが難しいのだそうで。
ましてや、ワキ方にも3流派あって、それぞれ異なるので、
ツレが一緒にその全パターンを覚えるのは大変、という事情があるのだそうです。

更に、面と装束についてのお話も。

喜多流で使われる景清の面には髭があり、装束には大口を用いるのに対し、
他流では、髭なしの面を用いたり、大口を付けずに着流しにすることもある、と。

髭あり&大口つきだと、かつての勇壮な姿を表し、髭なし&着流しだと、今の零落した姿を表している、とも。

仕舞「鐘之段」
友枝昭世さん。

狂言「鶏聟」
舅が萬斎さん、聟が裕基くん、 教え手が深田さん、太郎冠者が月崎さん。

萬斎さんは、辛子色の唐草模様の素襖裃に、錆鉄色の段熨斗目、侍烏帽子。

裕基くんは、ワインレッドの
松皮菱の素襖裃に、紅白段熨斗目、侍烏帽子。
10/22の「末広かり」で萬斎さんがお召しだった段熨斗目より、赤みが鮮やか。

同じ舅&聟の配役を、2017年1月に大槻能楽堂で拝見しましたが、そのときより裕基くんが吹っ切れてる、というか、突き抜けてる。

ニワトリ鳴きを照れなく、高らかに!

この曲とか梟山伏は、テッテー的に突き抜けて爆発すると面白くなるのですね。

・・・と、感嘆していたのですが、応対する萬斎さんは、その遥かに上を越えてゆく突き抜けっぷり!

二人して、めちゃくちゃバカバカしいことをやってるのに、不思議と品格が保たれています。

お二人揃って、このうえなく端正なビジュアルに、荘厳なお声、かつ、キレのある所作っていうのがポイントなのかも。

能「景清」
景清が長島茂さん、
人丸が大島輝久さん、
その従者が梅村昌功さん、
里人が森常好さん。
 
大鼓が國川純さん、
小鼓が大倉源次郎さん、
笛が槻宅聡さん。

地謡は、友枝昭世さんを地頭に8人。

久々の8人!
マスクなし、シールド板なし、
見所も、ソーシャルディスタンス 目的の空席なし。
まるでコロナ以前の空間が戻ってきたかのようでした!

とはいえ、入口の検温&消毒はあるし、
2階の休憩コーナーは未だ飲食禁止(水分補給のための飲料のみ許容)でしたが。

人丸の唐織が、びゃくろく色&オレンジシャーベット色の段替。
キレイ~
まるでシテの装束みたいに凝ってる。

面も、ツレっぽくなくて、シテみたいな渾身のプリティーフェイス。

景清の面は、横向きに限りなく近い斜めアングルがカッコいい。

面の陰からのぞく、長島茂さんご自身の顎と首もカッコいい。
余分なものを全て削ぎ落としたような、ストイックなラインでした。

ところで、この曲って、蝉丸ちっくな要素もあるのですね。

片方が盲目ということだけじゃなくて、せっかく巡り会えた肉親どうしなのに、また離ればなれになっていくという所が。

「能を知る会 鎌倉公演【昼の部】」を観る

10月21日は、朝の部が終わり、
長谷の裏路地散策&ランチなど楽しんだあと、
再び鎌倉能舞台へ。

昼の解説は、朝と同じく「能の小道具・作物」をテーマとされつつも、朝とは別のグッズについて。

数珠の珠の形は2種類あり、ソロバン型の珠が山伏用、丸い珠がお坊さん用なのだとか。
うーん 知らなかった。

杖のお話も。
役の種類によって杖の長さが違うんです、と長さの違う現物を見せてくださったのだけど、え?それ誤差範囲じゃないの?
・・・と、大雑把な私は思ってしまう。

付いたときの身体感覚とか、ビジュアル的な印象とかに、鋭敏な方々が作り上げてきた芸能なのですねー

あと刀のお話も。
刀は、ツバに至るまでオール木製なんだそうです。
金属だと重いってのもあるけど、刀を投げ捨てるシーンがけっこうあるので、能舞台の床を痛めないように、との意図なのですって。

狂言「成上り」
太郎冠者が萬斎さん、主が飯田くん、すっぱが深田さん、後見が月崎さん。

太郎冠者サマは、山葵色地にマーガレットちっくなお花が配された肩衣、
白地に紺&山吹色の格子の縞熨斗目、紺の襟、梅紋の腰帯、
茄子紺の狂言袴。

なんと可憐な肩衣!
マーガレットの配置に動きがあって、波を模したデザインのようにも、
はたまた風にそよぐコスモスのようにも見えます。

太刀が竹竿にすり替わったのに気づいた瞬間の太郎冠者サマってば、かわいかった~

かと思うと、
「ここに足を入れおれいヤイッ」は、キメッキメに。

渋い重低音ヴォイスと、マヌケなシチュエーションとのギャップのせいで、可笑しさ倍増です。

さいごまで、主に早く追いかけて!なーんて言い放ったりして、コノヒト、ミスしたのは自分と思ってないよね。

会社にも、こーいう人いるいる。
萬斎さんのような愛嬌はないけど。

能「熊坂」
僧&熊坂長範が中森健之介くん、
旅僧が野口琢弘さん、
里人が石田淡朗くん、

大鼓が大倉慶乃助さん、小鼓が幸正昭さん、笛が藤田貴寛さん、太鼓が小寺真佐人さん。
地謡は貫太センセを地頭に4名。

長刀を操る手が、とても表情豊か。
長刀の動きだけじゃなくて、手でも力強さを表現できるのですね。

長刀が装束に引っ掛かってしまった場面があったのだけど、この時は後見が舞台にはおられず。

こういう時って、どうするのぉ?
とハラハラしていましたが、
地謡座の桑田貴志さんがお気付きになり、スワ!という感じで立ち上がって救出に向かわれました。

幸いその直前に、健之介くんが自力で解決なさったのだけど、
地謡メンバは臨機応変に後見にもシフトしちゃうんだから頼もしいです。

その健之介くんですが、
ご自身の背後に腕を回しこんで、絡まった装束から長刀を自力で引き抜かれたのです。
まるで後ろに目がついているかのような的確な動きでした。

今回の演目って、ワキもアイも、けっこうセリフが多くて大活躍。

淡朗くん、こんなに語りがガッツリある間をなさるの、初めて聴きました。
ベテランの風格があるの何故?
お父さまのテイストも感じられました。

「能を知る会 鎌倉公演【朝の部】」を観る

10月21日、鎌倉能舞台へ。
最初に、貫太センセによる解説。
“能の小道具・作物”というテーマでお話なさいました。
 
小道具の1つにお手紙があり、男文と女文があるのだとか。
実物も持参されてのご説明。

男文と女文では、折りたたむ回数が違っていて、
たたんだ状態での幅が女文の方が細い、ということを教えてくださいました。

何枚かの紙を貼って作るので、ご自分たちでは製作が難しく、業者さんに発注しているのだそうです。
 
今回の公演の狂言は、作り物が出てくる曲として、
「宗八」を萬斎さんがセレクトされたのですって。
 
「宗八」
宗八が萬斎さん、主が月崎さん、僧が太一郎くん、後見が淡朗くん。

萬斎さんは、洗柿色にポップめの笹の葉、裏葉柳色の格子の縞熨斗目、紺の襟、
ろくしょう色の狂言袴、カタバミ紋ちっくなクローバーのような紋の腰帯。
 
宗八サマのお経の読み始めは、
定番の「うにゃら うちゃら」ではなく、
「はんにゃしんぎょう・・・」。
うっわ、いい声~
 
宗八サマは、きっとお料理のセンスあると思うな。
だって、
ガリリ ガリリ ちょん ちょん
ガリリ ガリリ ちょん ちょん
って、リズムはソク習得しちゃうんだもんね。
このリズム、耳に心地よく残ります。
 
「籠太鼓」
清次の妻が貫太センセ、
清次を牢に閉じ込めさせた松浦ノ某が野口能弘さん。
その下人が高野さん。

大鼓が大倉慶乃助さん、小鼓が幸正昭さん、笛が藤田貴寛さん。

地謡は遠藤喜久さんを地頭に4名。
地謡の前面と、お隣どうしの間にシールド板。
 
清次の妻の唐織が、深みのある錆色でうっとり。
プチプチした辛子色の実(それとも花?)が、所々に控えめに配されているのも美しい。

いまの季節感にもぴったり。
秋って、狂女もののために神様が用意してくださった季節に違いないです。

後見の奥川センセが、とても細やかに装束を整えておられました。
牢屋の中に妻が入っているときも、
牢屋の格子ごしに手を差し入れての熱烈サポート。
後見のお仕事ぶりにトキめいてしまう。
 
コロナ対策のために、終演後の質疑応答はナシでした。
9/22の東京公演でも同様でしたが。
質疑応答が復活する日が、また戻ってきますように。

「釣狐を観る会(第一日目)」を観る

10月20日国立能楽堂へ。

素囃子「高砂 八段之舞」
大鼓が広忠さん、
小鼓が観世新九郎さん、
笛が松田弘之さん、
太鼓が林雄一郎さん。

みなさま紋付裃。
めちゃくちゃ尖ってる~
これまで聴いたなかでも
ダントツの素囃子でした。

狂言「末広かり」
大名が萬斎さん、
太郎冠者が三宅右矩さん、
すっぱが三宅近成さん。

後見が太一郎くん、
幕が淡朗くん。
後半は、先程の囃子方の皆様も。
後見も囃子方も紋付裃。

大名さまは、紅白段熨斗目に、
紺色と退紅色が松皮菱で切り替わっている素襖裃。
紺エリアに松・笹・梅、
退紅エリアに折鶴・亀。

この曲では、いつも向鶴菱の素襖裃をお召しだったので、向鶴菱がキマリ柄なのかと思ってました。

私はあの向鶴菱の素襖がとても好きだったので、ちょっと寂しい。
この曲のトクベツ感を盛り上げてるアイテムのようにも感じていたのに。

でも、片脱ぎにされた辺りから、トクベツな素襖に見えてきました。
脱いだ袖が背中の方へ拡がって、
とても華やかなフォルム。
向鶴菱の素襖裃よりも、張りがある生地なのかしら?

最後に袖をシュバッと捌く時も、気持ちいいくらい美しく翻っておりました。

三宅家ブラザーズは、
片や大銀杏が配された肩衣、
片や細かい銀杏柄の長裃。
モチーフをリンクさせたお洒落、よいですねー。

万作さんによる小舞「貝尽し」 

地謡が石田幸雄さんを地頭に、月崎さん&竹山さん&飯田くん&淡朗くん。

とろみのある柔らかな優美さでした。さきほどの先鋭的な素囃子とは対極。
1つの狂言の公演で、この振幅を味わうって贅沢なことです。

狂言「釣狐」
白蔵主&狐が内藤くん、
猟師が深田さん。

囃子方は、広忠さん&観世新九郎さん&松田弘之さん。

後見が萬斎さん!&高野さん。
幕が中村くん。
後見のお二人は、紋付長裃。

深田さんの肩衣すてき。
背中に8本矢が縦に平行にレイアウトされてる。
太めの矢羽根縞 のようでもあり。

とても面白かった!
内藤くんのヒラキを見届ける儀式に参列する感覚で臨んだのだけど、
いやいやいや、
見届けるだなんて、不遜なことを思った自分が恥ずかしい。

ただもう純粋に堪能しました。

白蔵主の語りがエキセントリック。
世界のナベアツの、3の倍数の時にアホになるネタを劇的にした感じ。

タダナラヌ感を煽ってくる。
こりゃ、何かが起こりそう~、と、どんどんひきこまれてしまいました。

そして、後見の萬斎さんが凄みのある美貌でした。
大名さまの時は、キラキラする滑らかな美しさだったけど、
後見の時は、引っ掛かりのある美しさ。

語りの間は、内藤くんの背後から鬘桶を支えておられ、鬘桶に添える指の先まで、終始うつくしかった!

今回の公演は、正面席が落選してしまい、泣く泣くの脇正面だったのですが、そのお陰で鬘桶の背後のお方を観る幸運に恵まれました。

「狂言ござる乃座 62nd(10/18)」を観る

10月18日、国立能楽堂へ。
随分ひさしぶりに伺った気がします。
   
狂言「水掛聟」
舅が萬斎さん、聟が中村くん、妻が飯田くん、後見が内藤くん。

萬斎さんの舅は、好戦的でエネルギッシュ。
歳をとってたって、変に物わかりが良くなったりするもんか!という気骨がチャーミングでした。

萬斎さん&亀井忠雄さん(大鼓)による一調「八島」

かーっこいい~
萬斎さんのお声も、忠雄さんの掛け声も。

狂言「鬼瓦」
大名が万作さん、太郎冠者が深田さん、後見が淡朗くん。

大名様は、妻をディスってるつもりはないのですね。
妻へのぬくもりのある思いを感じます。

素囃子「神楽」
大鼓が原岡一之さん、小鼓が田邊恭資さん、太鼓が林崎松江海岸雄一郎さん、笛が藤田貴寛さん。

狂言「煎物」
煎物売が萬斎さん、何某が裕基くん、太朗冠者が高野さん、
立衆が深田さん&淡朗くん&飯田くん&岡さん、後見が月崎さん。

萬斎さんてば、建水の水を見所の脇正面へ、ドバッと盛大に撒いてしまわれる。
これが、ニクッタラシイ可愛さ。

いーなーぁ
私も水、掛けられたかったよぉ
エアーですけども。

裕基くんは途中から後見座へゆき、鷺の扮装に。
光輝くように美しい~

この演目って、こんな展開だったっけ?
それもそのはず、今回は新演出なのですって。

今回も、名古屋と同様に、終演後に萬斎さんからのご挨拶が!

萬斎さんがご登場するまでのツナギのお役目は、サテ今回はどなたがなさるのか?、とワクワク。

すると切戸口から裕基くんご登場。
おおーっ
今回もぉ?
最後の演目に出てらしたのに?
萬斎さんより、数分だけ早く幕に入られたけども。

最初に、東京ござる有料配信のPR。
PRが済んだところで、お父様のご登場を待ちわびるかのように、切戸口の方を振り返られますが、未だ萬斎さんは現れず。

さあ、どうする?!
すると、煎物でなさった今回のお役の難しさについてお話されました。
括弧の舞事の後に水車って、けっこうハードなのですって。
めっちゃ軽々とこなしておられるように見えましたが。

しかし、そのハードな水車でも幕入りの直後に、間髪入れずに黒紋付きにお着替えされて出てきてくださったのですね。

更に言葉を継がれ、
ずっと同じ謡をうたっていると、
ゲシュタルト効果(ゲシュタルト崩壊と仰ったのかも)で、自分が何て言ったか分からなくなる事があるんです。
幸い今日は、間違えずにできたようでよかったです、と。

そんなような事を話されました。

なにやら名古屋の時より落ち着いておられる?
御曹司の風格がはやくも出てこられました~

10/12に萬斎さんが三番叟を踏んでいた!

知らなかったです。
https://news.goo.ne.jp/article/sanyo/region/sanyo-20201012224300.html

岡山県だし、関係者だけっぽいので、
知ってたって観には行けなかったけど。

お写真を拝見したところ、千歳は裕基くん。
白ベースの松皮菱の直垂がお似合いになりますー